弊社は1914年(大正3年)、第一次世界大戦が始まったこの年、船具商として長崎市江戸町に拠点を設けました。日本中で多くの企業が創業したこの年、鉱山や漁業の照明用として利用されつつあった集魚燈(カーバイドに水を反応させ、発生したアセチレンガスで明かりを灯すランプ)を発明し、創業初期はこの本田式集魚燈を主に製造、販売していました。
それから100年以上の時が流れ、集魚燈は電球からLEDに変化し、カーバイドランプは今では見かけることがありません。企業は創業50年を迎えることができるのは5%程度との統計があります。やはり時代に必要とされる「ヒト」、「モノ」でなければ100年続くことは不可能だと思います。長崎の地で育ててもらった本田商會は107歳になりましたが、だからこそ、今まで以上に地域に密着し、地域に必要とされる企業でありたいと願っています。これから先も今までと同様に、利を求めず、人々の為になる事業に取り組み、「信頼」を積み重ねていきたいと考えています。